スウェーデン北部キルナの観光
こんばんは。連投です。
コロナウイルスの影響で海外旅行ができない現在ですが、
一昨年のスウェーデン旅行を振り返って海外旅行に行ったこと想像できればと思ってます!
まず、第1回は北極圏のキルナです。
基本情報
キルナ(Kiruna)はスウェーデン最北にあるノールボッテン県最大のコミューン(市みたいなもの)です。
少数民族サーミ人の言葉では『Giron(ライチョウ)』と呼ばれています。
町のシンボルとしてライチョウの工芸品やはく製などが見られます。
北緯67度に位置し、北極圏にある町で、 フィンランドのロヴァニエミよりちょっと北にあります。
また、鉱山の町として有名で、市街地から離れた場所に巨大な採掘場があります。
夏には観光ツアーも実施されています。
キルナへのストックホルムからの移動は飛行機or寝台列車です。
飛行機(SAS)所要時間:1時間半
寝台列車(SJ Nattåg)所要時間:15時間強
どちらも使いましたが、
旅を楽しみたい、ホテル代と一緒にして浮かせたいなら「寝台列車」
ずっと車内だと体が厳しい、とにかく早く着きたいなら飛行機って感じですね。
ここからは、キルナの町の紹介をしていきます。
キルナ教会(Kiruna Kyrka)
キルナ教会はスウェーデン最大の木造建築の一つで、1912年建設の比較的新しい教会です。
ネオゴシック様式の美しいデザインで、非常に存在感のある建物です。
冬になると雪と相まって赤茶色の外観が非常に素晴らしく映ります。
2001年にはスウェーデンで最も美しい建物に選ばれています。
2月6日のサーミ・ナショナルデー(Samernas nationaldag)※には、サーミ人によるコンサートが開かれます。
※ノルウェー、スウェーデン、フィンランドにわたって居住する少数民族サーミ人が
初めて国を超えて議論が行った1917年2月6日を記念して、2月6日をナショナルデーとして定めています。
最近では日本国内でもイベントがありますが、サーミ人の伝統音楽ヨイク(joik)も聴くこともできます。
キルナを訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。
キルナ市庁舎 (Kiruna rådhus / Krystallen)
1963年に設計されたレンガ造りの市庁舎です。
2019年5月まであった旧市庁舎は、キルナの中心地、バス停近くに位置していて大きな時計台が特徴です。
キルナの地盤沈下の影響で、2018年に新市庁舎が移設オープンしました。
新市庁舎の外観は、特徴的な円柱型で、内部は金色で覆われています。
ヘニング・ラーセン(Henning Larsen)というデンマークの建築家によって建てられました。
北欧デザインを感じることができる美しい建築物となっています。
2019年12月現在旧市庁舎は解体されてしまいましたが、
新たな町の顔として新市庁舎がオープンしましたので、ぜひ訪れてみてください。
ユッカスヤルヴィ(Jukkasjärvi)
次に市街地からは少し離れるのですが、キルナ観光で訪れてほしい場所
ユッカスヤルヴィです。
サーミ人の言葉で『 Čohkkirasasjárvi(集会の湖)』という意味があります。
名前の通りの湖があり、それもかなり大きな湖です。
冬には湖が凍り、その上をスノーモービルなどで移動することができます。
私はここでマイナス29度を体感しましたがほんとに寒かったです…
有名なアイスホテルがあるのがここですね。
すべて氷でできたホテルがいくつも並び、それぞれの部屋ごとにコンセプトが違うそうです。
寒そうに思えますが、実際はそれほど寒くないそうです。
ただ寝るときは寝袋に入るらしいですが…
私は金銭的に厳しく泊まれませんでしたが、余裕のある方はぜひ宿泊もしてみてください。
ユッカスヤルヴィではサーミ人の文化体験ツアーも行われていて、
伝統的なサーミ人の生活を野外博物館形式で見ることができ、
トナカイとの触れ合いや橇も体験することができます。
まとめ
今回はキルナの紹介をしました。
キルナは観光施設が多いわけでないですが、世界観や景色を含めて魅力のある町だと思います。
私が訪れたのは真冬ですが、他の季節ならまた違った姿を見ることができるはずです。
ストックホルム乗り換えで行くことができますので、もしよければオーロラハンティングやトレッキングなどのついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
※冬の寒さ対策だけは万全に!
今度はスウェーデン北部、イェリヴァーレやヨックモックについても書きたいと思っています。
Tack då hej då !
はじめまして
はじめまして。あると申します。
コロナウイルスで海外旅行へ行けず、いつ行けるかも分からない中で、北欧好きの自分が好きなものや過去の体験、普段の生活での思考などを発信したくなり、開設をしました。
初回は、僕の好きな国『スウェーデン』について話してみようと思います。
早速ですがスウェーデンといわれると、どんな国を想像されるでしょうか。
IKEAやH&MといったブランドやABBAやAviciiなどの音楽、税金が高く社会保障が充実してるといったことを連想されるのではないでしょうか。
日本では割と認知されている国だと想像していますが、遠く離れた国ですし行ったことがある人は多くないので、なんとなくの北欧のイメージだけがあるのではないでしょうか。
北欧にはフィンランドのムーミン、サンタクロース、フィンランドサウナのような日本人が想像する温かさ、穏やかさがあって、スウェーデンと言われるとイメージがしにくいのではないかと思っています。
スウェーデンは北欧の中で一番人口が多かったり、かつては大国スウェーデンとして北ヨーロッパで覇権を握ったり、北欧諸国を先導する国になっていたりと、非常に興味深く力強い国なのです。
それ以外にも、政治、文化、自然環境など知れば知るほど面白い国です。
ここからが本題なのですが、
僕は何でスウェーデンのことを書こうと思ったか、スウェーデンに興味を持ったきっかけを話します。
中学生の時にある漫画を読んでいて、「スウェーデンって国なんかかっこいい」という感じで最初は存在を知りました。
別に北欧音楽にはまったとか、北欧雑貨が好きとか、スウェーデンに行ったとかではなく、なんとなく良さそうというだけでした。
幼い時から外国には興味があり、その好奇心の延長で、しばらくはスウェーデンが好きというよりも観光で行ってみたいくらいの気持ちでした。
でも大学に入ってスウェーデン語勉強したり、スウェーデンのこと研究したりする中で、スウェーデンという国が好きになりました。
日本人のような堅実さや真面目さもありながら、新しいことを取り入れて多様な考えを大事にする性格的な部分から、北部の北極圏から南部の田園地帯まで自然の豊かな国といった環境の部分など、「新鮮さ」と「親近感」が魅力に感じるようになりました。自分の興味が重なって、大学院に進学してスウェーデンに関することを研究していました。
また、機会に恵まれて大学生と大学院生の時にスウェーデンに訪れることができました。
最初はイメージがしにくい国でしたが、調べていく中でスウェーデンという国の内側を知り、実際に訪れる中で魅力的な国だと感じ、明確さを感じるようになりました。
この面白い国にこれからも触れ続けたいし、スウェーデンのおかげで得られた体験や交流など、自分の人生にとっての活力になってます。
このブログでは自分の体験などを踏まえて今後スウェーデンについて話していきたいと思っています。
Tack så mycket då hej då !
(どうもありがとうございました、ではまた!)